じっぱひとからげ

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総合英語Forestの後継とされる総合英語Evergreenを買った

総合英語Evergreenとは

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「『総合英語Forest』が新たなステージへ!」帯には総合英語Evergreenが総合英語Forestの後継であることが表現されている。

英文法の参考書といえば桐原書店の総合英語Forestが有名だが、このいいずな書店から出版されている総合英語Evergreenは総合英語Forestの後継であるとされている。その理由はこれらの著者に関係がある。

桐原書店 総合英語Forest 7th Editionの著者(2013年12月 発売)
石黒昭博
墺タカユキ
川崎芳人
久保田廣美
高田有現
高橋克美
土屋満明
Guy Fisher
山田光
鈴木希明

■いいずな書店 総合英語Evergreen(2016年12月 発売)
墺タカユキ
川崎芳人
久保田廣美
高田有現
高橋克美
土屋満明
Guy Fisher
山田光
鈴木希明

並べて見ると一目瞭然。著者がほぼ同じである。唯一、桐原書店のForestには石黒昭博さんが入っているが、いいずな書店のEvergreenには入っていない。

良書として親しまれてきた総合英語Forestの筆頭著者である石黒昭博さんは、2013年の総合英語Forest 7th Editionの発売を前にして亡くなっている*1。これまで総合英語Forest*2は1999年に出版されてから3年に一度はバージョンアップを繰り返してきたが、2013年の7th Editionを最後に2017年現在8th Edtionへはバージョンアップされていない。バージョンアップされていないどころか、3年ごとという周期に合わせたかのように、2016年12月に石黒昭博さんをのぞく著者全員が桐原書店からスピンオフして、いいずな書店のEvergreenを執筆し、出版している。ここまでの材料が揃っていると、そんな話はどこにも書いていないのだが著者同士、あるいは、著者と出版社の中でなんらかの関係のもつれを想像せざるを得ない。

Keep the Forest Evergreen

表紙に小さく添えられたこのメッセージは一体何を意味しているのか。

書名になっているevergreenには「常緑の」「いつまでも新鮮な」という意味があります。文法という「森」をいつまでも緑に保ち、学習する人々のガイドであり続けたいと願っています。

Keep the Forest Evergreen!

2016年秋 著者一同

(総合英語Evergreen はしがき より)

あえて「森」という表現を使っているあたりがやはりForestを意識しているのだろう。Evergreenという名前自体は一般公募により決定している*3とのことだが、Forestに対してEvergreenに決定するあたりはかなりウィットに富んでいる。

今般,いいずな書店より刊行する『総合英語 Evergreen』は,文法という「森」で迷わないための道標となる参考書です。

教育出版社・いいずな書店 - 『総合英語 Evergreen』刊行に寄せて

「森」で迷いそうになった、とでも言わんとしているのか。

ForestからEvergreenになって「Part 4 確認する」の項が新設

ForestからEvergreenになって何が変わったのかというと、当然大きな変化はないと言って良い。構成として、Amazonの内容紹介をのぞくと構成に変化が加えられていることが名言されている。

「Part 1 これが基本」→「Part 2 理解する」→「Part 3 深く知る」の3 Partシステムで構成。各文法事項を「本質の理解」→「基礎力の構築」→「詳細な文法知識の獲得」の順で掘り下げていくので、学習の進度に応じて、無理なく文法力を高めていくことができる。

英文法の「なぜ?」を解決し理解できるようにしっかりと説明。文法を視覚的にとらえ理解できる「概念図」や「イラスト」、また、角度を変えて新たな視点から理解を深める「コラム」も豊富に収録。「話し言葉」「書き言葉」がわかるアイコン付き。使いたい例文にすばやくアクセスできる「機能別さくいん」収録。

総合英語Forest 7th Edition

総合英語Forest 7th Edition

 

英文法のルールの「なぜ?」をわかりやすく、ていねいに説明。基本をしっかり理解してからより深い学習に進めるよう、Part 1「これが基本」→Part 2「理解する」→Part 3「深く知る」という三部構成になっており、また、主要な章には、その章で学んだ内容を整理・確認する「Part 4 確認する」を新設。

ことばでのていねいな説明や学習しやすいレイアウトはもちろん、イラストや概念図をふんだんに取り入れ、英文法を多角的に理解できるよう、「わかりやすさ」を徹底追求。

総合英語Evergreen

総合英語Evergreen

 

 

著者や出版社に何があったのかは明らかになっていないが、良書がさらに良書としてバージョンアップされ続け、広く世の中に普及することを願う。

  

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*1:日本比較文化学会 JACC 比較文化会報 2013年9月 No.46 会長巻頭言 大切なことがらを大切なひとから大切なひとへ 日本比較文化学会会長 山内信幸

*2:発売当初の名前は「高校総合英語Forest」

*3:教育出版社・いいずな書店 - 新参考書の書名が決定いたしました!