じっぱひとからげ

十把一絡げになんでもかんでもつづる。

父になる人へ 妊娠を望むなら妊娠する前に保険に入れ

<2017/10/27追記>
「妊娠してから保険に入っても、保険金が出ないケースが多い」という指摘をいただき、タイトル、および、記事の一部を訂正しました。

■タイトル
・訂正前
父になる人へ 妻の妊娠がわかったらすぐに保険に入れ

・訂正後
父になる人へ 妊娠を望むなら妊娠する前に保険に入れ

■記事
最後に、保険に関する注意事項を追記
<追記ここまで>

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妊娠・出産はリスクがつきものなので、保険に入ることをおすすめする。

私の妻は妊娠32週で切迫早産と診断されて入院することになった。毎日24時間、ウテメリンの点滴を続けて3週間がたった。

幸いなことに、経過は順調でそろそろ退院できるかもしれないと医者からは伝えられている。ここでは、入院に関する実体験を元に、夫視点で保険と入院ついて感じたことを残しておこうと思う。

世の中にある妊娠・出産に関する記事は、当事者である母親に向けたものばかりなので、ここでは私が実際に経験した話をもとに、父親になる人向けに書く。特に、「保険なんか必要ない」、「お金ならなんとでもなる」、「期待値を考えれば保険に入るのは得策ではない」というような理屈で考えるタイプの人はなおさら読んでおいて欲しい。もし、あなたの夫が保険に対して懐疑的な立場をとっているのであれば、この記事を読んでもらって欲しい。

以前から妻からは「保険に入るべきなのでは?」という話はされていたが、特に明確な答えを出さないままにことがやってきてしまった。

妊娠や出産についてはリスクが伴うので、もちろん全てが順調に行くとは思ってはいなかった。ただ、仮に入院することになったとしてもお金ならなんとでもなる。と、特に心配はしていなかった。今考えてみればこの考え方は、実に浅はかだったと思う。

保険の価値は「お金が出ていくという不安から開放されること」

保険の宣伝文句といえば「入院日額1万円」など、お金のことがまず思い浮かぶだろう。確かに入院すると1日1万円近くのお金が出て行くことになる。とはいえ、一生入院するわけでもあるまい。 保険にかけるお金と保険を受け取らなければならないという事態に遭遇する確率を考えた時その期待値はいかほどか。 万が一の事態に遭遇してしまった場合は、それはそういう人生なのであると受け入れようと、楽観的に考えていた。

ところが、いざ妻が入院するという段になって、一番不安を抱えていたのは妻の方だった。「私の入院が1日延びるたびに1日分の入院費はとんでいく」「早く退院しなければ」そんなことを考えていたようだった。これは完全に私の想定外だった。「お金のことは心配しなくても良い」といくら言ってもその不安は拭い去れるものではなかった。

保険というのは単純に入院にかかる費用を補填するというだけではなく、何日入院してもその費用は保険から支払われるというように、入院費用の不安そのものから解放されることを買うのが保険の価値であるということを身をもって体験したのである。

夫である私がお金の事を気にしていなかったとしても、入院する本人である妻がお金の事を気にしなければならないというのは、精神衛生上良くない。ただでさえ、薬の副作用で具合が悪いというのにお金の事まで考えさせられるとなると、良くなるものも良くならないだろう。

ウテメリンの副作用で手がプルプルと震えて止まらない様子を見るのは本当につらかった。 ときどき送ってくれる病院での食事の写真も、手の震えからか、今どきのスマートフォンなのにもかかわらず手ぶれしているのは写真からもわかってしまうほどだった。

入院では「お金」だけではなく「時間」も失われる

妻が入院したその日から毎日病院に通う日々が続いている。幸い、入院している病院が会社の近くなので、毎朝、妻の着替えを持って会社に行き、帰りにスーパーでお惣菜を買って病室で一緒に食事をするのが日課になっている。 切迫早産の治療は特に食事制限がないのでうすい病院食に飽きた妻に唐揚げやコロッケなど、病院ではなかなか出てこないお惣菜を買って行くことも多い。

切迫早産というのは24時間点滴による薬の投与と絶対安静が基本らしく、ベッドの上でもいつでも横になっていなければならない。シャワーに入ることすら制限されていたほどだ。 更に、個人差はあるものの、前述の通り薬の副作用で手が震えたり、動悸が激しくなったりすることもある。切迫早産の治療というのは、ベッドの中で横になっていれば良いのだから楽なものというわけではまったくないのである。

病院に毎日通う生活が続き、入院するということの負荷の高さに気づき始めた。

妊娠や出産に関することをこのような言い方で例えるのは、あまり良くないということは承知の上で客観視してみると、妻が入院すると、妻一人分のヒューマンリソースが失われることになる。

つまり、妻の一ヶ月入院したとすると、一ヶ月分の入院費用を負担しなければならないどころか、1人月のヒューマンリソースも失ったことになる。強いて言えば、私が病院にお見舞いに行く時間も失われたことになるので、前述の保険に入っていたとしても入院費用が補われるだけで、失われた時間分の費用までは取り戻せないのである。

結果として、妻の経過はとても良く、退院も間近といったところまで来ているので、大変だったこの入院も、胸焼けするほど食べたコロッケも二人の良い思い出になった、という言い方もできなくはない。ただ、怒られるかもしれないがここではあえて本来は不要だったかもしれない時間と考えて、客観的に、失われた時間と表現させてもらった。

入院という響きからどうしても入院にかかる費用のことばかりが気になってしまうが、失われる時間のことを考えるとその負荷はとても大きいということを忘れてはならない。

だからこそ、せめて妻の入院費用に対する不安を拭い去るためだけにでも保険に入っておくべきだと伝えておきたい。

保険商品に関する注意事項(2017/10/27 追記)

保険商品というのはその事象が起こる確率をもとに期待値を考えて価格が設定されていることを理解した上、よく注意して欲しい。

保険商品によっては「妊娠がわかったあとから加入しても、子宮に関するトラブルで保険金が出ない」というケースがある。というよりも、期待値から考えると商品設計としてそのようになっているケースが多い。

妊娠すれば子宮に関するトラブルが起こる確率が大幅に上がるので、保険商品を設計する側からすれば、当然、保険金の支払いの対象からはずしたいのである。彼らも慈善事業をやっているわけではない。これはあくまでもビジネスなのである。本来であれば「不安を拭い去るための保険」なはずなのに、フタを明けてみれば、何の役にも立たなかった、ということも起こりうるので商品についてはしっかりと確認して欲しい。

注意しなければならないのは、Web上で紹介している大きな文字とイラストでわかりやすく紹介しているレベルの記事では、これらのハマりやすいポイントは表現されていないことである。商品を選択するときは、明示的に「この条件で保険金は出るのか?」ということをしっかり問い合わせてから契約して欲しい。

はっきり言って、どこの保険商品も普通なら読み飛ばすであろう小さな字でかかれているか、約款を細かくみなければそれを認識できないので、夫であるあなたが、そのあたりのよく理解してフォローをしてあげて欲しい。

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