じっぱひとからげ

十把一絡げになんでもかんでもつづる。

【DMM英会話】上達しないことを講師のせいにして逃げていないか?

DMM英会話の講師評価システム

 DMM英会話のシステムには、講師の評価というものがある。レッスンを受けたあとに★1つから★5つまでで講師を生徒が評価するというものだ。評価システムではただ星をつけるだけでなく、コメントもあわせて投稿できるようになっていて、その評価を自由に閲覧することができる。
 この評価システムは、公式による検閲のような仕組みもなさそうなので★の少ない評価にはかなり辛辣なコメントも並んでいる。「最悪」「二度と受けたくない」といった罵声を浴びせるさえユーザもいる。
 基本的に講師予約画面は、おそらくこの評価の降順に表示されるので、人気講師は常に予約が埋まり、人気のない講師は上位ページに表示されず目に止まらないという市場原理が働いているようである。

講師を正しく評価するインセンティブが生徒側にない

 この講師評価システムは、生徒側が頑張って講師を評価して持ち上げるインセンティブが一切ない。もっと言うと、変な話、自分が感じた素晴らしい講師に対して素晴らしい講師であると称賛を表すと、講師の評価が上がり、その講師の予約が取りにくくなってしまう。だから、良い講師であればあるほど、かえって悪い評価をつけたほうが講師の評判が下がって、ある意味自分にとっては予約が取りやすくなって好都合という言い方もできる。
 とはいえ、★の数が講師自身のモチベーション維持につながるだろうし、レッスンそのものをより良いものにするという意味でのフィードバックとして機能をなさないので、そこまでおかしな評価をしたほうが良いというつもりはない。ただ、この評価システムの評価が本当に正当な評価なのかどうかはよくわからないということを頭に入れておいてほしい。

講師に★ひとつをつける生徒

 上記の通り、★をつけるも★★★★★をつけるも、自分にとっては毒にも薬にもならない中、なぜそこまでして★をつけたかったのか、という心理を紐解くために、★を付けているユーザのコメントのよくあるパターンを整理してみたい。

自分の英会話レベルを勘違いしていない?

  • 初級用の教材を提示されて唖然とした
  • 選んだ教材のレベルが適切でないと言われた
  • 英語のスピードが遅く練習にならなかった
  • フリートークを希望したが、学習にならないと否定された

 少なくとも私がこれまで受けてきた経験からすると、上記のように教材のレベルについて指摘されるということは、相当な出来事だと言って良いと思う。基本的に教材は自分自身で選んで、自分自身のやりたいようにやれるのがDMM英会話の良さだと言って良い。そんな中で教材のレベルが合っていないと指摘されるということは、レッスンそのものが成立していなかったのだろう。さらに言うと、レッスンが成立していないことに気づいていないまま★評価で講師を糾弾しているということを意味している。これはもはやモンスター生徒であると言わざるを得ない。
 講師からのコメントはすべて生徒が英語のスキルを向上するためのアドバイスなのにも関わらず、それが不満だなどと言っていては上達するわけがない。先輩の言うことはまず素直に取り込むべきである。

ビデオ通話に慣れていないだけでは?

  • 話し方がすごく怖かった
  • 愛想が悪い
  • 睨みつけられた
  • 高圧的だった
  • 見下されていると感じた
  • 態度が終始上から目線で感じが悪い
  • 人を上から見下しているとしか思えなかった

 気持ちはわからなくもない。初めは英会話のスキルがどうという以前にSkypeでビデオ通話をするという行為自体になかなか馴染めずに緊張してしまう。さらに、加えて英会話となると不安に思うのも無理はない。
 まずは、冷静に考えて普段あまり使っていない「ビデオ通話」と「英会話」の2つの新しいことにチャレンジしようとしているということを忘れてはならない。「ビデオ通話」はカメラもマイクもあるので、リアルで会話しているのと同じ感覚になることはできるがやはりどうやってもリアルと同じにはならない。音声は劣化するし、音声は遅延する。特に、遅延は会話にとって大敵だ。実際の会話の場合は、相槌や表情、ジェスチャである程度雰囲気が伝わるけれど、ビデオ通話の場合は相槌そのものが遅延して、会話の流れがスムーズにいかないこともある。ただでさえ、実際の会話よりも良くない環境で、英会話を学ぼうというのだから、うまくいかないのは当然なのだ。
 この「ビデオ通話」に慣れるまでは、「英会話」どころではないので、とにかく数をこなして慣れるしかない。

あなたの話が面白くないだけでは?

  • 頑張って伝えても聞くなし
  • くらい。話がまったくはずまない
  • トークが今ひとつ盛り上がりに欠けたように感じた
  • 終始不機嫌な感じでほどんど笑わない
  • 会話を続けようという意志を感じない
  • 発言に困っていても助言やヒントを出す気配がない
  • お互いが無言の時間が異常に長い
  • 話もふくらまずものすごう退屈そうでやる気がない
  • 上の空で話を聞いていない
  • 教えようという意欲がない
  • とりあえず早く終わらせようとしている
  • 全然笑ってくれなかった
  • 常にテンションが低めでこっちまでやる気を失う
  • 返答が"I see"ばかりで会話がほとんど盛り上がらない

 「英会話」というのは「英語」である前に「会話」なので、会話がはずむかどうかはあなた次第。はっきり言ってしまえば、日本語でも面白い話ができない人間が、英語で面白い話ができるわけがない。つまらない人の話は日本語だろうが、英語だろうがつまらないのだ。
 「会話で人を笑わせる」というのは言語習得の話だけでなく、文化の理解、教養の深さ、空気を読む力、相手がどの程度心をひらいてくれているかといった多くの要素を含んでいるため、英会話というスキルよりもずっと向こう側にある高尚なスキルである。それ、日本語でできている自信ある?答えはそこにある。

DMM英会話のサービスを理解していない

  • 訛りがひどい
  • 発音がかなり訛っていた
  • 最初の8分間は自己紹介ばかりでうんざりした

 DMM英会話にはネイティブプランというコースがある。訛りが気になるのであれば、さらにお金を積んでネイティブプランで受講すれば良いだけの話。以上。
 自己紹介の時間が無駄だと思うのならスキップしてくださいと講師に言えば良い。英語で話すのが難しければ、予約時のリクエストに書いておけば良い。何度も言うが、DMM英会話は自分で教材を選べるし、その教材をどのように使うかもリクエストできる。サービスのことをもう少し理解し、自分にあった使い方をしたほうが良い。

講師選びは"機械的に決まるルール"を作ったほうが良い

 私がなんとか1年間継続できたのは、講師を選ぶときに「自分に言い訳する余地を作らなかった」ことにあると思っている。DMM英会話を始めた当時は、お気に入りの講師が予約しようとか、どこの国の講師が良いとか、女性が良いとか、自己紹介動画の雰囲気が良いとか、細かいことを気にしながらレッスンの予約をとっていたが、毎回の講師選びのたびに誰がいいだの、悪いだのを判断することが無駄な労力であることに気がついた。
 講師の良し悪しについて気にしていると、そのたびに無駄に一喜一憂することになり、それがモチベーションを下げるきっかけにもなりうる。それを言い訳として英会話の学習そのものが頓挫してしまわないように、「受けようとしている時間で絞って一番上にきた講師を選択する」など、決まったルールに則って機械的に講師を選ぶことをおすすめする。


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